Kubernetesのローカル開発環境をMinikubeで構築する
自分のMacをリフレッシュする機会があったので、ローカルのDocker環境をKubernetesベースに変えてしまおうと思い、Minikubeを使って環境を構築しました。
Minikube環境の構築
Minikubeに必要なもの
VirtualBoxのインストール
開発者のmacOSであれば既に入っていると思いますが、もし入っていなければ、Download VirtualBoxからmacOS用のバイナリをダウンロードすれば良いと思います。
kubectlのインストール
Minikubeも一般的なKubernetes同様にkubectlで操作するので先にインストールしておきます。公式DocsのInstall and Set Up kubectlでも紹介されているように、Homebrewからのインストールも可能です。
Homebrewから取得できるkubectlのバージョンを確認
$ brew info kubectl |
古くなければ、Homebrewからkubectlをインストールします。
$ brew install kubectl |
Minikubeのインストール
Minikubeのインストール手順は、リリースノートに記載されている方法でも良いですが、Homebrew-Caskでも最新版がインストールできたので、その方法を紹介しておきます。
Homebrew-CaskからインストールできるMinikubeのバージョンを確認
$ brew cask info minikube |
古くなければ、Homebrew-CaskからMinikubeをインストール
$ brew cask install minikube |
Minikubeの実行
以下のコマンドでMinikubeのクラスタがVirtualbox上で起動します。初回はイメージを取得してからの起動になるので少し時間がかかります。
$ minikube start |
Virtualbox上でMinikubeのVMが起動していることがわかります。
次にkubectlコマンドがMinikubeに接続するようにに設定します。
$ kubectl config use-context minikube |
ダッシュボードにアクセスするには以下を実行すると、デフォルトブラウザでお馴染みのk8sダッシュボードが表示されます。
$ minikube dashboard |
Minikubeクラスタを停止させる場合は以下コマンドを実行します。
$ minikube stop |
stopではクラスタの状態とデータは保持されます。完全に削除したい場合はminikube deleteを実行します。
これでローカルにKubernetesの環境ができたので、あとはkubectlやダッシュボードで好きなようにk8sを送れるようになるはずです。